中国語を学ぼう:第4課の文法
多と几で「どれくらい」「いくつ」をたずねる
中国語には、「どれくらい」「いくつ」をたずねる主な方法が2つあり、文脈や予想される答えの大きさによって使い分けます。
1. 形容詞の前に置く多
形容詞大 は「大きい」と訳され、大きさにも年齢にも使います。
中国很大。 中国は大きいです。
大人:大人(おとな)。
注意:「年をとっている」は老 といい、大ではありません。
「多い」を意味する多 は、形容詞の前に置くと「どれくらい?」という意味にもなります:
中国人很多。 中国人はとても多いです。
你多大? 何歳ですか?(直訳は「あなたはどれくらい大きいか?」)
多のこの使い方によって、次のような質問ができます。中国語ではごく自然な言い方です:
她多美? 「彼女はどれくらいきれいですか?」
他多好? 「彼はどれくらい親切ですか?」
你多大?への答えは、動詞を使わずに作ります:
例:「私は17歳です」は我十七岁。 といいます。
岁 は年齢にしか使いません。
2. 几
子どもに対しては你几岁? と言うこともできます。
実は、疑問詞几 は、答えがだいたい10より小さいと予想されるときに使います。それを超える場合は、多 を使った別の疑問詞があります。これはあとで学びます。
覚えておきましょう
子どもに対して:你几岁? (10より小さい答えを予想)
大人に対して:你多大?
99までの数の作り方
0から10までの数は語彙で学びました。難しいことは何もありませんが、ゼロの書き方だけは注意が必要です:零 。〇とも書き、こちらのほうが簡単ですが、あまり伝統的ではありません。HSKの試験では、ゼロは零と書かれるので、この形を身につけておく必要があります。
中国人はアラビア数字も使い、むしろ非常によく使います。しかし、漢数字も日常的に使われているので、覚えておく必要があります。
10から先は、規則どおりに続きます:
11 十一
12 十二
13 十三
…
19 十九
次に 20 二十
21 二十一
22 二十二
以下同様です。
とても簡単です。注意すべきことは一つだけで、10から19までは「一」を付けません(日本語の漢数字と同じです)。一十とも一十一とも言いません。
注意
12は一十二ではなく、単に十二と言います。
反復疑問文
これまでに、文末に吗 を置いて作る諾否疑問文と、疑問詞(谁? 、什么? )を使って作る疑問詞疑問文を学びました。
諾否疑問文にはもう一つの作り方があります。動詞を否定と組み合わせてくり返すのです。
つまり、吗 を使った疑問文
他是老师吗? 彼は先生ですか?
は、次のように言うこともできます:
他是不是老师? 彼は先生ですか?
これを反復疑問文といいます。
注意点が2つあります
- 文末に吗 を付けません。
- 「彼は先生ですか、それとも先生ではありませんか?」とは訳しません。
では、吗 を使った疑問文とはどこが違うのでしょうか?違いは2つあります。小さな違いと、より重要な違いです:
- 小さな違い:反復疑問文は話し言葉でやや多く、吗 を使った疑問文は書き言葉でやや多く使われます。
- 大きな違い:反復疑問文では副詞(很,也)を使うことができません。
したがって、次の文は正しい文です:
她也姓李吗? 彼女も李という姓ですか?
一方、次の文は誤りです:
她也姓不姓李?
最後にもう一つ:動詞が高兴 「うれしい」や客气 「礼儀正しい、遠慮する」のように2音節の場合、ふつうは最初の動詞の1音節目だけを残します。ただし、これは必須ではありません。
她高不高兴? 彼女はうれしいですか?
と言いますが、次のように言ってもまったく問題ありません:
她高兴不高兴? 彼女はうれしいですか?
会話からの例:
你是不是中学老师? あなたは中学・高校の先生ですか?
副詞がある場合
副詞(也「~も」など)が入ると、反復疑問文は使えません。吗を使った疑問文に戻ります。
会話からの例:他也是大学生吗? 彼も大学生ですか?
他也是不是大学生?とは言いません。
名詞の前に置く形容詞
中国語では、形容詞や修飾語は、修飾する名詞の常に前に置きます(日本語と同じです)。これは助詞的の構造(修飾語+的+被修飾語)と同じ考え方ですが、的を使うと比較の意味、つまりほかのものと区別するというニュアンスが加わります。
会話からの例:
中学老师 :中学・高校の先生(直訳は「中学・先生」。中国の「中学」は日本の中学校と高校を合わせたものにあたります)
大学老师 :大学の先生
的を使うと:
中学的老师 :(ほかの段階の学校の先生と区別したいときの)中学・高校の先生。
ここでも語順は日本語と同じで、修飾語(中学や大学)が被修飾語(老师)の前に来ます。早いうちにしっかり身につけておきたい感覚で、どのレベルでも役に立ちます。


